デニスの怖いYouTube インタビュー  

―まずは今回の率直な感想を聞かせて下さい。

植野(デニス:植野行雄 めちゃくちゃバージョンアップしてましたね、今回。 

千葉(デニスの怖いYouTubeディレクター:千葉龍) 工夫がすごい! どう展開するのかと思ったら、写真の部屋を再現するとか「面白いこと思いつくな〜」って。 

植野 ですよね、だってパターンは前回と同じ流れなわけじゃないですか。それで新たな見せ方もっていうところが。 

松下(デニス:松下宣夫 「視える部屋」の再現はリアルに心霊スポット感ありましたよね。僕らめっちゃ行ってそうな(笑)。あと動画! 特製メガネの。すごく考えてるなと思いました。 

千葉 僕はずっと「視たいな〜」と思って生きてきたのに、まったく視えないままここまできて……。 

松下 あそこで“視える”を体験できるっていうことですもんね。 

植野 あそこで"視え”たら覚醒しそうですよね。感覚を掴んで。

 

―来場者の中には数人、視えるようになったとおっしゃる方もいて。

千葉 それ裏が取れないじゃないですか(笑)! それはその人を信じるってことですよね?

 

―はやともさんたちと同じ文脈でお話されている方もいたので、ひょっとしたら……と。

植野 今回俺らは『デニ怖』として視聴者から送られてきた写真を置かせてもらったじゃないですか。そしたら女の子4人組が今まで視えない視えないで来たのに俺達の展示を見て「視えるー!」って言ってて、当たり前やろ!って(笑)。こっちが普通なんだよってなるけど、逆から入ってるから……。 

松下 “フリ”が効いてる状態だよね。 

植野 そう、フリが効いてる。見えないのが当たり前という逆転現象が起きてました。 

千葉 そもそも『視える人には見える展』っていう発想がすごいですもんね。 

植野 「どやねん、お前ら!」みたいな。挑戦状みたいな。 

千葉 挑戦状か、詐欺かどっちか。

一同 (爆笑) 

千葉 はじめは『はやとも先生またうさんくさいことを突然はじめたな〜』と思って見に行って。で、結果やっぱうさんくさいなとは思ったんですけど。 

植野 思ったんかい(笑)。 

千葉 でもすげえなとは思った。最初衝撃でしたよ。一回目の渋谷のときもそうでしたけど。“視える人には見える”っていうコンセプトであれを出されるのは……本当に衝撃でした。 

松下 視えなくても怖い雰囲気は感じられるじゃないですか。今までも心霊写真展とかはあったと思うけど、全然切り口が違った。千葉さんと最初行ったときに、1枚目だけ霊がいる場所を当てられたんですよ。そこから終わるまでずっとマウント! 「俺、ちょっと視えるかも?」みたいな。そういう楽しみ方もできますよね。霊感がない人も行ってみたら可能性感じるんじゃないかなあ。 

植野 デートスポットとしてもいいですよね。吊り橋効果もあるし

松下 視えすぎて怖いよりはいいんじゃない?

植野  視えるかな〜っていうので誘いやすいんやん。ちゃんとちょっと怖いしね。 

松下 ちょっと腹立つけどおしゃれですしね(笑)。 

植野 あれもいいよね。パワースポット。いい感じだからな。 

松下 あのコンセプトは思いつかないですよね。で、やっぱりあの最後の部屋で。 

千葉 あれこそほんと、詐欺の極地。「これこれ〜(笑)!」って。 

一同 (爆笑) 

千葉 視えない我々からしたら「ふざけんなよ」と思うよね(笑)。

松下 最後の部屋もパワーアップしてましたよね。前回よりももう一歩踏み込める……。

 

<以下、ネタバレのため中略>

 

植野 グッズの名前もいいよね。 

松下 あれ、ホント最高。グッズの名前を考えたチーム最高ですね。「ミエソーダ」、「視えそうめん」。最高、夏やし。ひねりが効いてて。

 

―今回、「デニ怖」チームでブースを出していただきましたが大反響です。

千葉 一応視えない我々デニ怖チームは、霊感“零”を代表してブースを出させていただいて。メインディッシュがあった上でのデザート的な立ち位置になれればいいなと思ってます。 松下 はやとも先生たちによる解説もつけていただいて。しかもただ心霊写真を飾っているだけじゃなく、投稿者のお便り風になっているので、あれはいいなと思いました。面白い。いって欲しいな〜!

 

―ぜひ今後もセットで。

 

松下 最初冗談で言ってたのにね。 

植野 先輩の立場やから、冗談で「横でやったるわ!」って便乗して潰しに行くっていうね(笑)。 

千葉 視えない我々の反逆ですからね。まさかのブースにしていただきましたが。 

植野 これを機会に少しでも知ってもらえるだけでもありがたいですね。 

千葉 今回は18枚心霊写真めいたものを展示させていただいていますが、その後も続々と届いてますからね。 

松下 これから視聴者さんからの投稿写真が増えてくるので、第二弾、第三弾もいけますよね。理想は徐々にブースを拡大して、乗っ取っていく? 

植野 逆に(笑)? 

松下 テレコにして。 

千葉 いずれは『視える人には見える展』は1ブースでやってますって。行雄ちゃんのグッズで「視えルー」とか作ってね。 

松下 売れなくても出すことに意味がありますよね(笑)。

 

PROFILE
デニスの怖いYouTube

吉本所属の芸人コンビ「デニス」の植野行雄と松下宣夫による、通称・「デニ怖」。売れている芸能人には霊が憑いているという仮説から、売れるために霊に憑かれることを目指し霊感ゼロのチームが様々な心霊スポットを訪れる、新感覚心霊チャンネル。